どうでしょう藩士必読本!「腹を割って話した」は予想外に深かった

先月水曜どうでしょう祭りのライブビューイングを見て、久しぶりにどうでしょう熱が上がっている私。

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その数日後に地元の図書館で借りる本を探していると、偶然目に入ったのがどうでしょうディレクター陣の対談本「腹を割って話した」でした。

地元図書館にありながらなんで今まで気づかなかったんだ?もちろん迷わず借りました。

以下はネタバレ有りの感想になりますので、未読の方はご注意ください。

 

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「腹を割って話した」ネタバレ感想!2人の考え方や仕事論が深かった

私は以前の記事でも書いたけど、水曜どうでしょうのほぼ全企画のテレビ版(水曜どうでしょうClassic)を見たくらいのライトなどうでしょう藩士です。

そんな私からすると「腹を割って話した」に書かれている内容は初めて知ることも多く、終始興味深い本でした。

例えば大泉さんが「どうでしょうは基本つまらないから」とカメラマンに指導する話や、本編で散々言われていたスペインの牛追い祭りを企画としてやらなかった理由などなど。

それらの話も面白かったのですが、私が特に印象に残った2人の考え方3つについての感想を書きます。

 

悪人同士のバトルなら「両方傷付きゃいい」と安心して見られる

まず印象的だったのが、水曜どうでしょうの登場人物はみんな小悪党だということ。

悪人にはなりきれないけれど、ちょっとした悪事を嫌味なくやる。言いにくいことを言い難い状況でスッと言う。

特に大泉さんと藤村さんはどうでしょうの2大悪党で、そんな悪党2人がバトルしていても視聴者は「両方傷付きゃいい」と楽に安心してみていられるという話。

確かに水曜どうでしょうで2人が小競り合いをしているシーンはたくさんあるけれど、それを楽な気持ちで笑ってみていられるのは双方とも善人ではないからでしょう。

もしどっちかが善人だとすれば、責められている方を「かわいそう…」と思いいじめられているように見えてしまう。

そうならないのは善人ではないからこそで、こちらとしても正しいものを見ているときの窮屈な感じがない。

実際世の中には様々な面白く笑えるコンテンツがあるけれど、水曜どうでしょうはその中でも1番と言っていいほど気楽に見れる。

もう疲れてしんどい!何もしたくない!と思うようなときほど、何も考えずにサラッと見れて笑える水曜どうでしょうのありがたさを感じます。

「両方傷付きゃいい」って嬉野さんことうれしーから出た発言だけど秀逸なワードだ。

 

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自分の生理に近いものであればいくらでも頑張れる

この話は2人というよりうれしーが昔仕事をした松川八洲雄さんというドキュメンタリー映画作家の方が「人間の生理に合うやり方で仕事をするのが得だ」と提唱していたそう。

読んだ瞬間はなるほど!と深く感心したんだれど、生理という言葉が曖昧なので今一度調べてみる。

せい‐り【生理】 の解説

1. 生物体が生きているために起こるさまざまなからだの現象や、生きていくためのからだの機能。呼吸・消化・排泄 (はいせつ) ・血液循環・体温調節・代謝などの働き。または、その仕組み。
2. 月経。
3. くらし。世すぎ。生活。

引用元:生理(せいり)の意味 – goo国語辞書

意味を見てみるとここで言う生理とは3つ目のくらし、生活のことだろうか。1つ目のからだの現象や機能も入りそう。

確かに自分自身の生活やからだの機能に近いものであれば頑張りやすい。

というより頑張ることが苦ではなくなり、それこそ藤やんの言うように「自分の生理に近いものであれば、いくらでもがんばれる」だろう。

その直後の話でどうでしょうの現場では「無理なものは無理」「できません」と言うけれど、他の人たちはそうしない。当たり前のことなのにみんな何故それをやらないんだ?と言っており、これも頭をガツンと殴られたような気分に。

私などは出来もしないことをいかにも出来る風に振る舞ってしまうところがあり、それによって苦しめられているところが多々ある。

でも2人のこの会話を読んでいたら「ああもっと出来ない!と言ってもいいのだなあ…」と肩の荷が少し下りて楽になった。

 

『話』と『語り』は大きく違う

原付西日本制覇で訪れた「後藤姫だるま工房」のお父さんの話から、『話』と『語り』は大きく違うという話に。

藤村「たぶん『どうでしょう』も、「A地点からB地点まで移動しました、次はC地点に行こうと思ったら、びっくり仰天、D地点に着きました」っていうだけなら、それは『話』で終わっちゃう。人は、最終的にどこに行ったかを聞きたいんじゃなくて、その間にどんなことがあって、どんなことを思ったのかって、そういう些細なことが積み重なった『語り』を聞きたいんだと――お父さんの話を聞いて思ったねえ。」

引用元:腹を割って話した / 藤村忠寿・嬉野雅道

この部分を読んで私自身まさにゴールではなく過程を楽しんでどうでしょうを見ているし、その他多くの事柄に関しても同じだなあと膝を打った。

さらに先日の5時に夢中でマツコさんが話していたジャパネットタカタの高田元社長の話が重なる。

マツコさん曰く、高田社長が物を売るときは商品の細かい機能を殆ど言わず「この商品を買うことでこういう楽しみ方があって、そうすることでこういう未来があります。こういう思い出が出来ます。」なんてことを言うんだとか。

藤やんの言っていることと照らし合わせると、高田社長の売り方も『話』ではなく『語り』だよね。

この話ってブログを書くこと、特に何かを紹介したりおすすめしたりするときに通じる。

私もやってしまいがちなんだけれど、何か物をおすすめするときってつい細かい機能を紹介しちゃう。あれが出来る!これも出来る!って。

でもそんなのは商品概要や説明書に書いてある。

もちろん説明書に書かれたことは本当なのか?ということを書くのはそれはそれで意味があるけれど、それより「こんなことを思って買うのを決めて、買ってみたらこんなに楽しかった!」と『語り』を書いた方が読んでいる人には届くだろう。

そう肝に銘じてブログを書いていきたい、とこれを読んで思いました。

 

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本を読んで改めて水曜どうでしょうDVDが欲しくなった

最後にもう1つ、本の中ではDVDの話も出てきました。

道中の静かなカット、例えば車窓の風景なんかはテレビ版より長めなんだそう。

そうすることで当時のまったりした時間などの空気感を追体験できるようにしているんだとか。

そんなこだわりを聞いたら俄然DVDが欲しくなってきました。

私も旅の情緒を追体験したい!

DVDには副音声も入っているし、やっぱり集めたいですね。

「DVDを集める」とかミニマリストを目指しているのに相反することのように思えて悩むけれど……でもミニマリストを目指すからと言って好きなことを我慢するのは違うし。

水曜どうでしょうのDVDに関してはDVDを手にしないと得られないものも多いので購入しようかな。

というより1枚だけはすでに持っているんですけどね。たまたま時期が合って購入したヨーロッパ・リベンジ。

とりあえず久しぶりにヨーロッパ・リベンジのDVDを見るところから始めたいと思います。

 

本の内容が想像以上に興味深かったので、図書館で借りたけれどKindle版も買おうかなと考え中です。

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