先日こんな記事を書きました↓

その記事で「古いBaby-Gの電池交換&染色をして蘇らせた。」と書いたのだけれど、今日はその中でも電池交換について書いていきます。
古いBaby-G復活プロジェクトの記事(①経緯・②電池交換・③分解&掃除・④染色&組立)の第2回です。
電池交換前のBaby-Gの姿と下準備
まず私が持っているBaby-Gの電池交換前の姿はこちら。
15~20年ほど前に買ってもらったもので、BGT-100という型番。しばらく使った後引き出しの奥に仕舞われていました。いつ電池が切れたのかも不明。
数ヶ月前より行っている断捨離で久しぶりにこのBaby-Gを手に取り、捨てるかどうか迷いました。
迷った末に一度電池交換をしてみて使えそうならしばらく使ってみよう!と決定。
捨てるか迷っていたものだから万が一壊れてもダメージがないしね。(この辺の経緯については先日の記事にも詳しく書いています。)
さて早速ネジを外して分解していきたいところですが、その前にちょっと一工夫。工作用に100均で買った粘土板にマスキングテープの粘着面を上にして貼り付けます。
ネジを取り外す際、そこへ取り外した位置通りにネジを置きます。こうしておくと小さなネジを無くしづらくなるし、どれがどの位置のネジだったのかもわかりやすいのでおすすめ!
私は粘土板でやったけど家にある下敷きでもいいし、なんならテーブルの上にちょっと貼っておくだけでもいいかも。
古いBaby-G(BGT-100)の電池交換方法!自分でも簡単にできます
いよいよネジを外していきますが、電池交換を自分で行う際は自己責任でお願いします。また一部清掃前の画像のため汚いのはご容赦ください。
電池交換のために用意するもの
- 精密ドライバー
- 裁縫用の針
- ボタン電池(BGT-100の場合はCR1620)
まず精密ドライバーを使って四隅のネジを外します。
4つのネジを外したら、金属のカバーとシリコンのクッションを外します。その際○で囲った部分のバネをなくさないように注意しましょう。このバネをなくすとBaby-Gの(同様にG-SHOCKも)電源が入らなくなるなどの不具合が起きるようです。
続いて電池脇の小さな穴へ裁縫用の針を入れて、軽く外側へ押してやります。
すると電池を固定していた金属の端子が跳ね上がるので、電池を横へスライドさせて取り外します。
取り出した電池を見てみると、BGT-100に入っていたのはCR1620でした。一度ここまで分解して種類を確認してから電池を購入すると確実です。
新しい電池を入れて先ほどの金属端子を指で押し込むと電池が固定されます。ここで問題なければ液晶がつき時間が映っているはずです。
電池がしっかり固定されているのを確認したら、次にリセット作業を行います。ドライバー2本を使い、先端をそれぞれ○の部分にあてます。
そしてドライバーを下の画像のように交差してショートさせます。ドライバーの先端は上の画像のようにそれぞれ「電池のプラス面」と「ACと書かれた近くの丸い金属端子」に、ドライバーの根元は下の画像のようにクロスさせて3点を繋げる感じです。
ショートと言っても感電することはないので安心してください。ショートリセットを行わないと不具合が起きやすいため必ずやっておきましょう。
リセットに成功すれば時計表示が0時0分0秒から再スタートしているはず。
リセット後に正常な動作を確認したら、シリコンのクッションと金属のカバーを元の位置に戻してネジで固定します。クッションの位置が悪いと壊れる可能性もあるので慎重に。
時刻合わせをすれば電池交換終了です。お疲れさまでした!
下は電池交換(+清掃&染色)後の写真。ちょっと液晶の映りが薄い。液晶も交換できるようだけれど電池交換より難易度が高そうだったので、とりあえず今回はここまで。
Gボタンを押せばちゃんと光ります。この感じ懐かしい!!
あとがき
思っていたより簡単に電池を交換することができました。まあ簡単とはいえ素人がやると壊れる可能性もあるから自己責任ですけど。
あまり新しい時計でやるのは怖いけれど、私みたいに古いBaby-GやG-SHOCKが部屋の奥に眠っていて復活させたい!という方はダメ元でやってみるのもおすすめ。
自分で交換してみると以前より愛着がわきますよ。
さらにスケルトンで黄ばみが気になる!なんて場合は染色するといいです。
染色についてはまた別記事で書きます。
―追記―
分解&掃除についてと、染色&組立についての記事を書きました↓


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