以前「洗濯物を少なくしたいあまり着替えるのを恐れる」という記事を書きました。
その後は自分でも驚くことに毎日着替える習慣が定着しつつあります。書いて宣言するのって結構力があるのかも。
さて毎日の着替えを実行するようになったものの、今度は別のためらいが発動。
何か動き出す前に「今から動くと大量に汗をかいちゃって明日この服は着れなくなる…」「あまり汗をかかなければ明日も着れるのだから、なるべく汗をかかないようにしようかな…」と小さなことで躊躇うのだ。
有元葉子さんの言葉「いつでも全力を出しきったほうがいい」を思い出す
このためらいが生じたときにふと思い出したのが先日読んだ本の一節。
地元の図書館で偶然手にとった有元葉子さんの「毎日すること。ときどきすること。」という本。その中の項目「力は出しきったほうがいい」内の言葉です。
私の経験から、よく若い方々に話すのは「いつでも全力を出しきったほうがいい。そうしないとダメみたいよ」ということ。呼吸と同じで、全部出しきらないと、新しい空気は入ってこないんです。
毎日すること。ときどきすること。 有元葉子(著)
なるほど確かにと思いつつ、ひきこもりニートな私にとっては耳が痛いなとも思いました。
しかしさらに次の項目「ぐっすり8時間眠るためには」にかかれていた言葉と合わせると印象が変わりました。
毎日、一生懸命できることをやる。笑顔を心がけて、心身をリラックスさせる。そして眠る――。床についたら、私は朝まで7~8時間ぐっすり眠れます。
(中略)
よく眠るためにも、自分をフルに使いきることです。毎日すること。ときどきすること。 有元葉子(著)
ああー確かに自分をフルに使い切った!と思えるような日はぐっすり眠れる。
ぐっすり眠るために今日も全力を出し切ろう!なら取り入れられそうです。
……いや、全力を!というのもハードルが高いので、最初に書いたような動き出す前の小さなためらいを感じたときこの言葉を思い出せばいい。
実際最近は動き出す前にためらいが生じると自然にこれらの言葉が浮かんできます。
今日も掃除しようと思ったとき「でも今動いたら汗かいちゃう…」とためらい、上記の言葉を思い出しました。
するとためらいがすっと消えて「どうせなら動いて汗かこう。」と素直に思えたのでした。
あとがき
本を読んで「いいな」と思ったことでも全部取り入れるのは難しい。
でも今日のようにふと本で読んだ言葉を思い出し、自分なりの解釈にせよ活かせることがある。
昔は本を読む際に「全部吸収して取り入れてやるぞ!」と意気込むことが多かった。
それが難しいと気づいてからは気合を入れて読むことも少ないのだけれど、逆にそれでよかったのかもしれない。
フラットな気持ちで何気なく読んだ言葉は蓄積され、思わぬところで役立ってくれるのだろう。
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