又吉直樹のヘウレーカ!椅子回出演の山崎先生が超ミニマリスト的

ミニマリスト・シンプルライフ

毎週楽しみに見ている番組の一つがNHK Eテレでやっている又吉直樹のヘウレーカ!

11日放送の回は「仕事がはかどる椅子 見つけました!」というテーマで、人間工学が専門の山崎信寿先生が出演されていました。

テーマ自体の話も大変興味深かったのですが、山崎先生の自宅でのお話がとてもミニマリスト的だったことに興奮してしまいました。

 

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掃除のしやすさにこだわることで物が増えないと語る先生

山崎先生の専門である人間工学は「物を人の行動に合わせて設計する」という考え方をするそうで、番組の後半はその考え方を実践している先生のご自宅で撮影されていました。

玄関を入ると早速ドアのすぐ横に印鑑置き場があり、宅配のときに便利そう。ここで先生は

「行動を観察しながらあるべきところにあるべきものがあれば片付く。」

とおっしゃっていて、そうだよなあ…!!と膝を打ちました。

さらに奥へ入ると勝手口のドアの床から数十センチ上に小箱がとりつけられ、庭用サンダルが収納されていました。

外でなく家の中にサンダルを置くことで雨ざらしにならず汚れないし、浮かしたところに置くことで「掃除機の時にいちいち動かさないようにしてんですね。」と語る先生。

それそれ!掃除機をかけるとき動かさずに済むことがどれだけラクにつながることか!!

先生の書斎では掃除しやすいよう扇風機をテーブルの上に置いていて、これも目から鱗でした。何せ夏場は扇風機が邪魔だなと常に思っていたのだから。

季節ものでいずれしまうし、移動もちょくちょくするから、コードを固定するのは避けたいと思っていた扇風機。テーブルなどの上に置くというのはいいですね。ただし私の部屋だとちょうどいい置き場が思い浮かばないのだけれども。

最後に訪れた2階のリビングなんかは大型家具はそこそこあるものの余計なものが見えず、ミニマリストのようなすっきりした部屋でした。しかも特別に片付けたわけでなくいつも同じようにきれいなんだとか。

物はどこにあるんだ?と思ったら、一見収納があるようには見えないダイニングテーブルの下が10cmほどの棚になっていてリモコンやティッシュなど生活感あふれる雑貨が出てきました。上から見ると棚があるようには見えないすっきりしたこのテーブル、実は先生の特注だそうです。うまく考えるなあ。

もちろん物量自体も少ないのだけれどある物もちゃんとあるべき場所、住所が決まっていて、山崎先生はきっと意図せず整理収納のセオリーを実践しているんだなと思いました。

先生が掃除のしやすさにこだわっているのは「掃除ありきで物もちゃんと見てるということですよね。」と言う又吉さんに対し、「だから物は増えないんです。」と先生。

それってまさに「物を減らすことで家事の時間も減らし、自分の好きなことに力を注ぐ」ミニマリスト的な考え方ですよね。

 

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受賞したときにもらった盾も退職記念の時計も捨てる先生

他にも山崎先生の話からはミニマリストを志すものとしては「うんうん」「なるほど」と頷きたくなる言葉がたくさんありました。

例えば物を選択するときの基準について。

「まあとにかくね、いろんな不快があるんですよ。物を使ってるとね、椅子だけじゃなくてマットレスもそうですし。やっぱり快適にこだわるんですけど快適かどうかなんていうのは酒飲んだ時でまた変わったりなんかするじゃないですか。だからそういう自分が多少状況が変わっても不快でないというのは非常に重要で、それを選択基準にしてもらえればいろんなものが長い付き合いになる。

不快でない(≒快適な)物を選ぶことで長く使えるというのは本当にそうですよね!

ミニマリストの方々のブログを読んでいると、質のいい(≒快適な)ものを長く使っている印象があります。例えばフライパンならテフロンでなく鉄製を使うとか。

 

次に私が山崎先生のことを「めっちゃミニマリスト的やん!」と確信するに至った、受賞のときの盾を捨てちゃう発言。

又吉さんがお土産でもらう変な置物みたいなのはどうするんですか?と質問したら「捨てちゃう。」と答えたところから始まり……

先生「いろいろね、例えば受賞すると盾とかくれるじゃないですか。みんな捨てちゃう。

又吉「それも捨てるんですか。」

先生「うん。だって飾って誰に見せるの?そんなもの。」

又吉「確かに。僕も飾りはしないですけど一応なんかとってますけどね。どっかに。」

先生「もう退職記念の時計とかみんな捨てちゃいましたよ。」

又吉「えっ!捨てたんですか?」

先生「うん。だって気に食わないもん(笑)だからあるものは使う、使わないものは捨てる。

受賞したときの盾に退職記念の時計に、気持ちいいくらいの捨てっぷり!先生めっちゃ潔い!!

直後に「それがなかなかできないんですよね。」と又吉さんが言っていたけれど、ミニマリストを志したばかりの私もそうです。又吉さんの気持ちめっちゃわかる。

山崎先生は多分「ミニマリスト」などという概念は全く頭になく、合理的に考え不快をなくそうとした結果自然とこうなったのでしょう。

とはいえその考え方は実にミニマリストと相性がいい。

「あるものは使う、使わないものは捨てる。」

って短くシンプルな言葉だけれど真理だよなあ。心に刻んでおきたいです。

 

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あとがき ~娘の山崎バニラさんもブログに書いていた!

今回のヘウレーカ!はオフィスチェアーに興味がある私にとって元々楽しみにしていた回でした。

わくわくしながら視聴してみるとさらに山崎先生の話が興味深い!という一粒で二度美味しい状態。この回は永久保存版だわ。

番組中に出てきた先生開発のオフィスチェアーも気になるなあ。

 

余談だけれど、山崎先生について調べてみたら娘さんが活動弁士の山崎バニラさんなんですね!あの声が特徴的な!(現在アニメ「ドラえもん」でジャイ子役をやっていると今知った。)

山崎バニラさんというと女性にしては珍しく?自作パソコンをやっていらっしゃるところに、同じ女性自作er(と言っても1回しか組んでないけど)としては親近感がわきます。

久しぶりにバニラさんのホームページを見たら今回のヘウレーカ!について記事がありました。

バニラさんも番組を楽しみにしていたんですね!父娘仲がよさそうでいいなあ。

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